essai 2014年3月


314.未だ未だ冬だが。

(3月3日更新)

 いい加減日本の祭日は忘れてしまっている事も多いが、流石に3月3日だの5月5日だのはすぐに頭に浮かぶ。と言っても浮かぶだけで特にどうという事はないのだが、殊に3月の場合日本・・・というか出身地東京の同時季との気候の差に思いを馳せることはある。
 特にこの冬のような厳しいものなら尚更だ。3月になっても相変わらず雪である。気温も寒さのピークはとうに過ぎたとは言え、マイナス20度程度には下がる。あの激寒の後ではマイナス15度くらいでも暖かく感じるから、人間の感覚は本当に不思議だ。
 それにしても宴会がまるでなくて暇だ。明日は入っているが、久しぶりという感じ。例年な時季と言っても、ここまで暇だった事は未だかつてない。
 宴会の数もだが、内容も先月のビール祭りを例に挙げるまでもなく、安直なものが増えている。メニューも仕事内容もマンネリ化するばかり。昨年までは良い条件の所があれば位の気持ちだったが、今回はもう真剣に転職するつもりで新しい職場探しを始めた。あちこち声をかけたので、今もどうにか4件程誘ってくれる所もあるが、今の所どれも決め手に欠ける印象。別に選り好みしている訳ではない。ポジション、給料に不満は無くても今と同じ様な不満をすぐ持つ可能性があるようなら意味がない。
 パディー(暫く書いていない名前だから初めて聞く方も多いと思うが、前のホテルで私が副料理長をしていた時の総料理長)が今アルゴンキン調理師学校の教授を務める傍ら、首相官邸で料理関係の仕事をプロデュースしている様なのだが、間もなく各国大使館のシェフを探す予定で、その時は私に声をかけると言ってくれてもいる。
 大使館のシェフは大きなイベントが無い限り、基本的に1人でやる様な仕事だからそういう意味で大いに興味はある。しかし一方で町場のレストランで普通のお客様に普通に作って出す店の方にも魅力を感じる。
 何れにせよ、最後は縁によって決まるだろう。


315.東日本大震災から3年。

(3月11日更新)

 東日本大震災から早3年。被害にあった方々にしてみればちっとも“早”ではないだろうと思うが、このカナダでも震災直後は日本全体が地震に襲われた様に思った人も多く、随分と同情の言葉をかけられた。実際相当広範囲に渡った事も事実。「部屋が開いているから暫く家族をこちらへ呼んだら